玄侑和尚と禅を暮らす
福聚寺の副住職で芥川賞作家の玄侑さんのエッセイ集。
仕事を楽しむの章の中の「上機嫌な企業」というところで、企業も個人も目標を達成することが幸せと勘違いするから不幸なのであると書く。
幸せとは、何かを達成することで感じられるものではない。目標さえ忘れさせる道中の在り方が、人を幸せに運ぶのだ。
私は最近、鼻歌を奨励している。基本的に鼻歌は、生命体が上機嫌に自足している証拠である。
今日のほぼ日「今日のダーリン」にも同じようなことが書いてあった。
目的地までの旅そのものも目的に含まれる。旅にも言えるし、仕事にも言えるのですが。目的という名の目的は、たしかにあるんだけれど、そこに向かっているうちに、じぶんやじぶんたちが、変化したり育ったりしていることも、とても大事な「おたのしみ」なんですよね。
ほぼ同じ時期に同じような言葉に出会った。私も旅は目的地にこだわらずに旅をするのが好きだ。風の向くまま気の向くままの旅。だから途中で起こるアクシデントさえ楽しむことができた。でも人生の旅となるとなかなかそうもいかない。何かを達成することに精一杯になっていた気がする。もっと道中を楽しむ余裕を持って生きたいものだ。
| 固定リンク































